大正十年から、築地で。
築地の路地裏、ふぐ料理専門店。とらふぐを、手の届く値で、質を落とさず。
初代は伊勢の生まれ。深川門前仲町に天ぷらと鮨の店を構えたのが、大正十年。
戦後、昭和二十三年に築地へ移り、ふぐ料理へと舵を切った。以来この路地で、市場とともに季節をめくってきた。
掲げてきたのは一つ。ふぐを、安く、旨く。質は落とさない。それが天竹の流儀。
The rooms — 座敷
ビルを丸ごと、冬の宴に。
多層の座敷は、年の瀬の大人数の宴会のためにある。とらふぐの旬、十月から三月。冬の夜、ふぐを囲む。